基礎とマインド。

先日、コンサートを聴きに来てくださった恩師から、演奏のアドバイスをいただいた。レッスン形式で丁寧に教えてくださった。

ちょうど演奏会の映像と録音が届いて、自分の改善点を見直していたところ。そんな時にご連絡をいただいて、正に今自分が足りないと思うことを指導してもらった。

教えてもらったのはとてもシンプルで基礎的なこと、そしてマインドのこと。先生の言葉には不思議な力があって、身体にすっと入ってくる。それはきっと、先生が幾つになっても演奏と真摯に向き合って努力されていることを知っているから。そして、自分のことをちゃんと観てくださっているのがわかるから。

忘れないように、全部メモをして。✍️  染みついた癖が取れるように、基礎を見直して演奏も心も磨いていこう。先生に伝えたい感謝を、演奏でお見せできるように。次に聴いてもらった時、上手になったね、と言ってもらえるように、がんばろう。☺️

先生はもちろん、演奏仲間も、ここが変わったね、とか、感想をくれたりした。自分が日々向き合っていること、基礎だったりとても細かい所だけど、そんな変化を見ていてくれる人がいることが、とてもありがたく嬉しかったです。

レッスンの日は、先生のお気持ちを感じて、なんだかとても心打たれた日だった。忘れたくない時間、blogに書き留めておこう💐

日芸・定期演奏会お知らせ 

勤務する大学、定期演奏会のお知らせです。

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日本大学芸術学部音楽学科・第141回定期演奏会 

12/18(月) 18:00 開場/18:30 開演 杉並公会堂大ホール・入場無料

学生の独奏・オーケストラ、両方をお楽しみいただける盛りだくさんプログラム。私も非常勤講師として授業に参加していて、本番も生徒と共に弾かせていただきます。コロナ禍を乗り切って、やっと顔を見ながら制限なく演奏できるようになった😌と思ったら、そんな学生さんたちも今年で卒業を迎えてしまったり。喜びと少しの寂しさを胸に..✨

本番は平日の夜となりますが、お時間合いましたらぜひ😌

ピアノ四重奏@すみだトリフォニー小ホール

29日室内楽のコンサート、無事に終演いたしました。ご来場ありがとうございました🎻

コンサートはブラームスの3重奏曲で幕開け。ピアノの平野さん、ビオラの手塚さん、チェロの薄井さんが会場をあたためてくださいました。難曲をプログラム1曲目で弾くことがどれだけ難しいことだろう、と痛感しながら、モニター越しに演奏をお聴きしていました。

2曲目からはピアノ4重奏で、私も演奏をして、木下牧子さんの現代曲’もう一つの世界’、そしてフォーレのピアノ4重奏曲第1番を演奏しました。

会場には作曲者の木下牧子さんが聴きに来てくださいました。現代曲の演奏がお客様にどのように届くのだろう、と思っていたところ、木下さんの作品良かったです、とお声をいただくことが多くて、新鮮な反応をたくさんいただきました☺️ それだけ作品が素晴らしいということ。改めて実感。弾けたことをとても光栄に思います✨

フォーレは、ずっと弾きたかった曲。思い入れと、アンサンブルの喜びを感じて弾きながらも、難しさが強かった。。でも難しさが大きい分、得るものや学びがたくさんありました。

室内楽を弾くことも同じで、責任や、張るアンテナが増えることで難しいことが多くなる。周りを聴いて、譜面を読んで。ヴァイオリン奏者の役割と、演奏上の役割を理解して。それを音で表現できるように準備をして。何が起こっても支えてくれるアンサンブルメンバーにたくさん助けていただいて、最後までアンサンブルを楽しく続けられた気がします。

主催の平野さん、弦楽器プレイヤーとして大先輩にあたる手塚さん、そして今回演奏にお誘いくださり、共演が叶った薄井さん。みなさまに心からの感謝を🎻そして応援いただいたみなさま、どうもありがとうございました☺️✨✨