「和」チェロ第3集~ソナタ作品集~

¥3,300

【曲目】
大澤壽人(明治39年-昭和28年):チェロとピアノのためのソナタ ト長調(1932)
第1楽章 Allegro moderato[9:08]
第2楽章 Andante affettuoso Impressionistic[4:39]
第3楽章 Recitative moderato[2:39]
第4楽章 Allegro moderato[5:29]
宮澤健一(昭和4年~平成19年):初恋 [2:52]
助川敏弥(昭和5年~平成27年):子守唄(1941)[5:49]
清瀬保二(明治33年~昭和56年):チェロ奏鳴曲(1960)
第1楽章 Allegro moderato[8:07]/
第2楽章 Molt lento[9:13]/
第3楽章 Allegro[6:24]
<以下ボーナス・トラック>
J.C.バルトレット(1850-1929):夢(採譜・編曲:安部幸明)[2:21]

【演奏】
山下泰資(チェロ)、佐藤 彩(ピアノ)

【録音】
2012年7月11・12日、秩父ミューズパーク音楽堂 TT[57:14]

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説明

モダニスト大澤の傑作CD化!
清瀬、助川、宮澤のメロディーに心躍る!
「和」チェロ第3集 ~ソナタ作品集~

戦前は欧米、戦後は日本で活躍した作曲家・指揮者、大澤壽人(1906-53)は再評価が急激に進んでいる。わずか47年の生涯(創作活動は実質23年)に作・編曲合わせて1000作品近くを遺した圧倒的な創作力は「天才」の名にふさわしい。殊に、ボストン・パリ留学期(1930-36年)の作品は今聴いても斬新で、豊かな発想力に満ち、当時の最先端の手法を取り入れた大胆な作風が際立っている。チェロとピアノのためのソナタは26歳の時の作品で、1932年9月ニューイングランド音楽院に入学直後10月に着手し11月には完成した。翌年にはボストンで著名な演奏家J.ブラウン(チェロ)とF.ティロットソン(ピアノ)によって初演。1931年の満州事変以来アメリカの対日感情が悪化する中で、熱気に包まれる成功だった。宮澤、助川の小品に続いて清瀬保二の大作チェロ・ソナタも収録。1960年のこの作品は時代の雰囲気を色濃く反映しており、第1楽章はいきなりしっかりした足取りのマーチではじまり、終楽章である第3楽章はこれまた速歩、アレグロで疾走する。間にはさまった第2楽章モルト・レントはそのためにいっそう魂に食い入る。ソリストとしても活躍する山下泰資はスイス国営スイス・イタリアーナ放送管弦楽団第一首席チェリストを務める名手。「和」チェロ・第1集に続いての登場です。

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