黛敏郎 ピアノ作品集

¥3,300

【曲目】
黛敏郎(昭和4年~平成9年、1929-1997):
12の前奏曲(1945-1946)* Preludes pour Piano
(1)1.Marche [行進曲 ハ長調](1945.4)
(2)2.Arabesque [アラベスク イ短調](1946.6)
(3)3.Barcarole [舟唄 ト長調](1945.5)
(4)4.Toccata [トッカータ ホ短調](1946.9)
(5)5.Fantasie [幻想曲 ニ長調](1945.7)
(6)6.Pastorale [牧歌 ロ短調](1945.7)
(7)7.Intermezzo [間奏曲 イ長調](1945.8)
(8)8.Sarabande [サラバンド 嬰ヘ短調](1945.4)
(9)9.Berceuse [子守歌 ホ長調](1945.11)
(10)10.Nocturne [夜想曲 嬰ハ短調](1946.1)
(11)11.Serenade [セレナーデ ロ長調](1946.5)
(12)12.Elegie [悲歌 嬰ト短調](1946.8)天地創造(1965)* THE BIBLE
(13)1.Thema [テーマ音楽]
(14)2.Creation of Adam [アダムの誕生]
(15)3.Creation of Eve [イヴの誕生]
(16)4.Cain and Abel [カインとアベル]
(17)5.Noah’s Ark [ノアの方舟]
(18)6.Mt.Ararat[アララト山]
(19)7.Tower of Babel [バベルの塔]
(20)8.Sodom [ソドム]
(21)9.Abraham and Sarah [アブラハムとサラ]

(22)バレエ「かぐや姫」から金の枝の踊り(1950)
Dance of Golden Branch from the ballet “Kaguyahime”

(ボーナストラック) オール・デウーヴル(1947)* Hors-d’oeuvre
(23)第1楽章 (24)第2楽章

*印:世界初録音
1~21の曲名は欧文のみであるため、[ ]内に日本語による表記を便宜的に付加した。

【演奏】
秦はるひ(Piano)、(23)(24)入川 奨(Percussion)

【録音】
(1)-(22)2016年4月26日・27日神奈川県二宮町生涯学習センター ラディアンホール、
(23)(24)2016年12月26日ファツィオリ・ショールーム、 TT[69:39]

  • 1.
    [CD]
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説明

黛敏郎 生誕88年 没後20年
前奏曲から天地創造まで、まさに黛敏郎傑作集(西耕一)

「12の前奏曲」の自筆楽譜の表紙には「Op.0 1~24」と記されている。作品番号を「零」としたのは本格的な作曲を開始する準備作品として位置付けていたためであろう。東京音楽学校に入学した頃に第1曲目が書かれたが、当時黛はまだ16歳の少年であった。当初は24の前奏曲として構想され調号の付かないハ長調とイ短調から始まり♯の数を増しながら長調と短調を並べてゆく形で書き進められたが13曲目以降は書かれていない。「天地創造」は1966年のジョン・ヒューストン(1906-1987)監督によるアメリカとイタリアの合作映画。原題は「聖書(The Bible)」であったが日本では「天地創造」の邦題で公開された。当初ストラヴィンスキーに音楽を依頼するはずだったが処々の問題により実現せず、「涅槃交響曲」のレコードを聴いた監督から黛が指名された。オリジナルは合唱を伴った管弦楽曲であるが、当CDは本人編作のピアノ版出版譜(1966)による演奏である。「オール・デウーヴル」はジャズの溌剌たる躍動感、生命力に溢れたヴァイタリティを、純音楽的に表現しようと試みたものである。第1楽章は短いイントロダクションとブーギー・ウーギー。第2楽章はルンバ。ちなみにこの「オール・デウーヴル」という言葉は今日では日本語化されて「オードブル」等と言われている。

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